超小型 線集光のラインヒータ LHW-30 タイプ 印刷用PDFファイル 超小型ラインヒータ「LHW-30」型は棒状ハロゲンランプを使用したライン状集光加熱ユニットであ る。 商品コンセプトは「小さいこと」。ミラー幅30o,ミラー部高さ34mmと通常品に比べ体積比で20% 程度しかない。 これは各部の設計を工夫し,ミラー面は楕円と円の複合曲面を採用するなどで小型化によるマイナ ス面をカバーし、高性能をできるだけ維持しながら極限まで小さくしているので、小型ながら最高加 熱温度は約1000℃に達する。 |
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上の写真はこのシリーズの標準品と位置づけているミラー有効長84mmの加熱ユニットである。 写真左上が開口側から見たところ、写真右上は照射した状態(20%電圧)である。写真下は照 射により白紙に焦げ目を作り加熱幅と加熱長さの分布が分かるようにしたものである。 この標準型ユニット(L=84mm)は使用ランプとして量産品のJタイプハロゲンランプが使える。 そのため電圧は100v,110v,220v,240vなどの品種が入手でき,電力も200w〜500wの 物がある。 量産品なので安定的に供給され、少量でも安価、短納期といったメリットもある。 前記標準ラインヒータユニットLHW−30/f20/L84に110v−500wのハロゲンランプを組 合わせた時の加熱幅と長さは(幅2.5o×長さ30o)程度となる(写真下参照)。 もちろんこのLHW−30シリーズは上記サイズに限るものではなく、同様の構造で有効ミラー長 2500mmまで製作可能。ただし使用できるハロゲンランプは外径φ10.5のものまでに制限さ れるため,500mm以上の長さの物は強度的に問題を起こす可能性あり。長いものを作る必要 があれば、中間支持体を設ける必要がある。 しかしできれば長い物が必要な場合はLHW−55/H18シリーズを使うべきであろう。 冷却方式は基本的には水冷となる (φ4チューブ接続)。強制空冷ユニットを付ける事もでき、ま た平均電力を100w以下に制限(電圧制限、又はON−OFF)すれば強制冷却が不要な場合も ある。ただし使用環境にもよるので、ボディ温度が150℃以下になることを確認する必要がある。 下の写真は距離を変化させたときの集光状態を示す。距離20oの時が焦点位置となる。 機種はLHW-30/f20/220v-500w で、それを30v(約13.5%電圧)で点灯した状態。
上写真から分かるように焦点距離(20o)からずらせると、ある程度の幅を持たせた加熱も可能。 遠ざける方向の方が照射強度の均一感がある。 ただし均一に照射すると温度は中心部の方が高くなる(周辺部は熱が逃げやすいため)ので、均 一な温度になりやすいのは近づけて幅を広げた場合かもしれない。 (加熱対象物にもよるので、 一概には言えない) また近づけた場合の方が一般的に光のロスが少なくなる。 確実に高温加熱を成功させるには、ヒータの選定とともにちょっとした工夫も必要→「空洞加熱法」 下記はLHW-30タイプの一般図面です。この図面と型番指定で全ての製品が明確に記述,指定できます。 |
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「特殊寸法品図面」 「ミラー長84mmの標準品図面」 |
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